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ギャラリー散歩 vol.241 島田市博物館「女戦国大名 寿桂尼と今川氏」展、始まりました。 [ギャラリー散歩]

2017年9月16日(土)島田市博物館です。

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この日から始まるのが、
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特別展「女戦国大名 寿桂尼と今川氏」です。

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現在、静岡県立美術館でも特別展「戦国!井伊直虎から直政へ」が
行われていますが、県内のおもな縁の品々は、
かなりあちらに展示されているようです。

なので、今回の展示に何を展示しようか?
とても苦労なさったのは、この方!
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「島田市博物館」学芸員の岡村龍男さん。
今や、島田市博物館の倉庫から、既存の資料でありながら、
多くの新発見を見いだす「時の人」。
今回も力作の図録を準備されたそうですが、残念ながら初日には間に合わず。
その販売は10/1頃になるらしいです。
先日の「今川古文書講座&歴史講座」でも、
わかりやすい解説をしてくださるすごい方です。

今回の展示の見所を伺ってきました。
駿河を拠点とした戦国大名今川や下との母寿桂尼は、
今日との公家の娘として生まれ、今川氏に嫁ぎ、
夫(氏親)、2人の息子(氏輝・義元)、孫(氏真)の
4代にわたって今川氏を支えました。
大名さながらに印判状をだして政治を行う活躍ぶりから
「女戦国大名」と呼ばれた「寿桂尼」は、
戦国時代を強く生き抜いた女性の代表格と言われています。
この展示では、寿桂尼と今川氏歴代の事跡が紹介されています。

珍しい古文書としては、
・今川氏親が戦国大名として初めて使用した「黒印」を捺した「黒印状」
・今川義元が僧侶「栴岳承芳(せんがくしょうほう)」と名乗っていた頃の「黒印状」
・今川氏真の夫人「早川殿」の「朱印状」
の他に、新発見!
・今川氏最後の当主「氏真」が、牧野城に在番していた頃の和歌
など。
見学するともらえる「展示古文書翻刻集」は、かなりの資料ではないかと。
展示されている全ての古文書が、活字になっています。

今回見せてもらって思うのは、古文書の実物もさることながら、
展示を分かりやすくするためのパネル展示が素晴らしいです。
歴史等が得意ではないぱらぽんにとっては、
分かりやすい解説文があると、理解しやすく、
それによってさらに興味が湧くというものです。
会期中に、くわしい説明パネルなどがどんどん補強されていくらしいです。
途中、展示替えがある模様。前期は、10月15日までです。
何度も行かないとですね。

そうそう、刀剣女史の皆さんに朗報です。
刀剣の展示もありました。
・義助作の短刀
・輝吉作の刀
・助宗作の刀
です。

売店では、今回もいろいろ売っています。
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・三名槍のTシャツや一筆箋
・「ほこりんぼう」も今川の家紋の焼印入り(限定)
・御手杵の手ぬぐい
記念にどうぞ!

さすが「今川さん」
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しっかり、グッズ販売しています。
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あれ、買いたいなあ〜。

さて、ここで朗報です。
来る10月1日に、島田市博物館に武将隊が降臨します。
その武将隊とは、こちらの方たち。
どなたの魂が降臨なさっているのか、ご紹介しますね。
(写真は、さるべきところからお借りしました。ありがとうございます。)
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左から、武田信玄公、徳川家康公、上杉謙信公、北条氏康公、今川義元公。
さあ、どんなパフォーマンスが見られるか?
その日は一日中盛りだくさんのようです。
詳細が分かり次第、こちらでお知らせいたします。

この階段が皆さまをお待ちしておりますよ〜!
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特別展「女戦国大名 寿桂尼と今川氏」

島田市博物館
静岡県島田市河原1-5-50 
TEL:0547-37-1000  FAX:0547-37-8900
※電話でのお問い合わせは9:00〜17:00(休館日を除く)

どうぞお出かけください。
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