「静岡ゆかりの名刀」展 記念講演会「刀剣の日本史」を聴講しました。 [藤枝市郷土博物館・文学館]
2017年11月23日(木・祝)13:30〜
藤枝市郷土博物館・文学館の講座学習室にて行われたのは、
「静岡ゆかりの名刀」展 記念講演会「刀剣の日本史」です。
この日、この展示を盛り上げるために来館していた武将、
藤枝市出身の俳優「石上亮」さんと一緒に、
聴講できることになりました。
「静岡ゆかりの名刀」の図録とクリアファイルも販売されていました。
ちょっとPRをお手伝い。
記念講演会「刀剣の日本史」
甲冑姿の聴講生も珍しい。
まずは、学芸員の海野さんのご挨拶。
講師は、文学博士の「近藤好和」氏。
「弓矢と刀剣 中世合戦の実像』吉川弘文館・歴史文化ライブラリー(1997)
の著者で、中世武具論の第一人者。
刀剣の歴史や実際の戦闘における使用法と機能について
体系的に解説してくれます。
近藤先生は、パワポ等はお好みでないため、スクリーンはなし。
とてもパワフルな話し方で、マシンガントークでした。
日本では、法律で一般人の武器の所持が禁止されているので、
刀を所持するには、登録審査を受けなくてはいけません。
登録証は、都道府県の教育委員会によって交付されるもの。
登録審査会では、
・原料として、和鉄(砂鉄から)でできている。
・保存状態
・日本刀としての制作工程を経ているか?
などが審査され、美術工芸品として認められれば、
「登録証」が交付されます。
「登録証」は、公文書となります。
それに対し、「鑑定書」は、
刀の評価を表すもので、私文書となるそうです。
刀剣は、時代によって、形・大きさ・呼び方も変わってきます。
たくさんの刀剣の写真を写した資料で解説、
その違いを説明してくださいました。
「刀は武士の魂」と言われることがあるが、
あれは戦中に軍事教育として言われたもの。
基本的には、武器としての実用品だった。
武士は、殺人を行う人々だったはず。
現代は、刀剣いえば、美術品として評価されるものに。
模擬刀は登録の対象とはならないそうです。
とても勉強になりました。
刀剣の世界は、奥が深いです。
一度では覚えきれませんねえ。
近藤先生、ありがとうございました。
藤枝市郷土博物館・文学館の講座学習室にて行われたのは、
「静岡ゆかりの名刀」展 記念講演会「刀剣の日本史」です。
この日、この展示を盛り上げるために来館していた武将、
藤枝市出身の俳優「石上亮」さんと一緒に、
聴講できることになりました。
「静岡ゆかりの名刀」の図録とクリアファイルも販売されていました。
ちょっとPRをお手伝い。
記念講演会「刀剣の日本史」
甲冑姿の聴講生も珍しい。
まずは、学芸員の海野さんのご挨拶。
講師は、文学博士の「近藤好和」氏。
「弓矢と刀剣 中世合戦の実像』吉川弘文館・歴史文化ライブラリー(1997)
の著者で、中世武具論の第一人者。
刀剣の歴史や実際の戦闘における使用法と機能について
体系的に解説してくれます。
近藤先生は、パワポ等はお好みでないため、スクリーンはなし。
とてもパワフルな話し方で、マシンガントークでした。
日本では、法律で一般人の武器の所持が禁止されているので、
刀を所持するには、登録審査を受けなくてはいけません。
登録証は、都道府県の教育委員会によって交付されるもの。
登録審査会では、
・原料として、和鉄(砂鉄から)でできている。
・保存状態
・日本刀としての制作工程を経ているか?
などが審査され、美術工芸品として認められれば、
「登録証」が交付されます。
「登録証」は、公文書となります。
それに対し、「鑑定書」は、
刀の評価を表すもので、私文書となるそうです。
刀剣は、時代によって、形・大きさ・呼び方も変わってきます。
たくさんの刀剣の写真を写した資料で解説、
その違いを説明してくださいました。
「刀は武士の魂」と言われることがあるが、
あれは戦中に軍事教育として言われたもの。
基本的には、武器としての実用品だった。
武士は、殺人を行う人々だったはず。
現代は、刀剣いえば、美術品として評価されるものに。
模擬刀は登録の対象とはならないそうです。
とても勉強になりました。
刀剣の世界は、奥が深いです。
一度では覚えきれませんねえ。
近藤先生、ありがとうございました。
2017-11-29 00:26
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