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「We Love Television?」土屋敏男監督 地元凱旋舞台挨拶 レポート [映画館へ行こう!]

先日ご紹介したように、
2017年12月2日(土)16:30頃から「静岡東宝会館」にて、
映画「We Love Television?」を初監督した
土屋敏男監督の「地元凱旋舞台挨拶」が行われました。

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あらかじめ取材の許可を得ましたので、潜入ルポ、させていただきました。

萩本欽一さんを追ったドキュメンタリー映画「We Love Television?」を
初監督したのが、土屋敏男監督(写真:右)です。
本当は、この前日で上映終了予定だったそうですが、
監督の舞台挨拶が決まって、公開が1日延びたそうです。
インタビュアーは、本作の齋藤政憲プロデューサー(写真:左)。
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土屋敏男監督は、静岡市のご出身。
中田小学校から、高松中学校へ。
その時の担任だったのが、松井先生。
先生は、大学を卒業してすぐの頃だった。
今ではありえないかもしれませんが、
当時、先生のアパートに遊びに行った時に、
先生が「映画はいいぞ~ ?」と話してくれて、
それから映画館で映画を観るようになった。
「まさに、この辺りで !」と、監督。
(この辺りというのは、この舞台挨拶が行われている
映画館「静岡東宝会館」がある辺り。
かつては大小の映画館が建ち並ぶ映画の街だったが、
建物の耐震の問題等があり、ほとんどの映画館が撤退。
私鉄・静岡鉄道の始発駅「新静岡」もある複合施設「新静岡セノバ」内に移転。
シネマコンプレックス「シネシティザート」となった。
七間町に残ったのは、「静岡東宝会館」1館のみ。)

関根恵子(現・高橋恵子)の『おさな妻』とか観に行った。
松井先生には、「ベンハー」を見ろとか言われたけど…。
「ベンハー」は封切りだったから、入館料が高かった。
中学生の僕らには、この前の道を渡った左手にあった「静岡名画座」!
そこは、1本130円たったから、中学生でも入れた。
全国を廻り終えた作品がもう一度掛かる。
地下にあって、毎週違う映画が掛かっていた。
こちらは壱番館だから、「チャールス ブロンソン」とか、掛かる訳ですよ。
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あれから、50年?
まさかね、60歳で金髪になってるとは、当時の自分は思ってないですよ!

高校は、静岡高校。
今日の舞台挨拶も、同級生メーリングリストで回してくれたり、
ツイッターのフォロワーの皆さんが集まってくださり…。

まさに凱旋ですね?
萩本欽一さんを追ったドキュメンタリー映画、
We Love Televition?
東京では、「ヒューマントラストシネマ渋谷」で掛かり、
静岡では、「静岡東宝会館」で今日(12/02)まで。
来週には、山梨で、1月には、広島に行きます。

初めての映画作品で、
上映は、公開してから決まったり、
館主の方が見て気に入ってくれて、上映されることになったり。
今日、「静岡東宝会館」に来たら、控え室に
「歓迎!土屋監督!」と作ってくれてあって、びっくりした。

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映画はいかがでしたか?
ぱちぱちぱちぱち〜。
やっぱ、地元はいいですねえ。

監督の学生時代はどうだったんですか?
僕は、中学の時はバレーボール部。
当時は「9人制バレー」だったんだよ。
ポジション変わらなかったんだよね~(笑)

今の監督を作ったものは…?
むしろ、体育祭の仮装行列とかですね。
竹を組んで、紙を貼り付けて、そこに
黒いビニール袋にヘリウムだったか、いや窒素かな? 
を詰めて、ぶら下げて、ベートーベンを作ったんだよ。
そしたらね、そこの二列目にいる牛木くんの結びが悪かったから、
膨らまずに落ちちゃったんだよ!

大学 へ行ってからは、テレビの時代。

その後、
「進め!電波少年」では、
アポなしで突撃したり、
無人島へスワンボートで行ったり、
裸でハガキを書いたり…。

自分の初監督作品を、ここ地元でかけることができて、
あ、帰ってきたんだな~って、
感慨無量、うるっとくるね。
若い人たち、将来がんばって欲しい。

大将の萩本欽一さんには、僕が31歳の時に会った。

欽ちゃんが、視聴率合計100%達成して、1年休むころ。

バラエティに田中美佐子さんを使おう。
土下座する、若い制作マンの頃

2011年
「もう一回、視聴率30%取りましょう!」って!

欽ちゃんと出会って
その後
「進め!電波少年」
知名度ゼロ の 猿岩石。
彼らに任せて旅をさせた。

その手法は、もともと欽ちゃんがやっていたこと。
斎藤清六、見栄晴、わらべたちを舞台上で追い込んで、
もがいて出たアドリブを活かす!
欽ちゃんの、舞台か?
僕の、猿岩石のヒッチハイク、ロケ先かの違い。
欽ちゃんのほとばしりが、テレビなんだ!
僕はロケでやる。
ドキュメンタリー
ほんとにやばい!
命のギリギリまで追い込まれた猿岩石は、
舞台で追い込まれた見栄晴、わらべと同じ。

アナログからデジタルに移るとき、2時間の特番をやってくれ、と。
テレビとは何か?
あらためて、萩本欽一を通じてやってみたい。

現在は、インターネットを通じて、
ビジネスが最短距離を取るようになった。
全てが数値化されるように。
洋服など、いかに安く大量に広く売るか?
世界中の全てが、最短距離を取るようになった。

テレビの「熱」。
追い込まれた人間のあがき。

河本がぐっと泣く。
人間の本質が撮れたと思う。

数字を取ろうと言いながら、
実は人間の本質を撮ろうとした。

効率とは一番遠いところから。偶然!
チームラボの「猪子」とは、偶然に出会った。
突然、面白い!
「3年後になったら、(すごくなっていて)きっと会えないよ!」
と欽ちゃんが言った。

人間の感じ合えることを大切に。

70歳のおじいちゃんの欽ちゃんが、
本番終わった夜、どんなだったのか?
初日の夜、倒れて救急車で…。
乗りますか?と言われて乗った。
それをそのまま撮れちゃう。
ドキュメンタリーだから!

一生懸命やること
命をかけて人を楽しませることが、撮れちゃった。
撮らしてくれたんだな。
欽ちゃんが、
「土屋のためにがんばるんだ」って、
「あさイチ」で言われちゃった。

まさか、僕が「監督」って呼ばれる日が来るとは!
静岡東宝会館で、上映できたこと。
本当に嬉しい。
先生や友だちが親子連れできてくれて、うれしい!

最後には、同級生のレディたちが、花束を持って現れました。
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土屋監督、うれしそうです。
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素敵ですね。
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ロビーには、作品のポスターと色紙が。
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土屋監督のサインの右側にあるのは、「萩本欽一」さんのサインです。
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お願いして記念撮影を。
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先ほどのレディたちと、3ショット!
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映画の街、七間町で上映&舞台挨拶ができたこと、
とても良かったです。
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ぱらぽんも、駆け付けて良かったなあと思いました。

土屋監督!また素敵な作品を作ってくださいね。

土屋敏男第1回監督作品「We Love Televition?」
全国では、まだこれから上映のところもありますよ!
公式サイトは、こちら。       
全国の公開情報は、こちらで。
テレビが大好きな男たちの情熱と執念と狂気を、
映画館の大きなスクリーンで観る!いいと思います。
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