第７回「SHIDA BUSINESS CHALLENGE（シダ ビジネス チャレンジ） 地域の女性を応援」を聴講してきました。

２０１７年１２月１４日（木）１９:００〜
藤枝駅南図書館の集会室で行われたのは、
「SHIDA BUSINESS CHALLENGE（シダ ビジネス チャレンジ）」。
昨年度まで藤枝市で「シダビズ（シダ リアル ビジネス リンク）」として
親しまれてきたこのセミナーが、
今年度は、藤枝市・島田市の共催事業となり、
「SHIDA BUSINESS CHALLENGE（シダ ビジネス チャレンジ）」
へと名称を変更してリニューアルされたもの！
会場も藤枝市と島田市で交互に開催し、
両市が連携しながらビジネスチャレンジャーを支援することで、
志太地域を盛り上げるビジネスパーソンの輩出を目指すのだとか。
この日はその７回目、最終回でした。


今回のテーマは、「地域の女性を応援」です。



ファシリテーターは、一般社団法人「起業家育成協会」理事の玉木潤一郎さんと、
一般社団法人「SACLABO」の渡村マイさん。

お二人の軽妙なトークに引き込まれます。

そこで冒頭に話されたのは、「pdcaサイクル」。
「pdcaサイクル」というのは、
Plan（計画）→Do（行動）→Check（確認）→Act（修正）
を、繰り返してよくしていくもの。
最初のPlanでつまずくのが、逆に一番簡単。
現状のものをブラッシュアップして、
今あるものを磨いて行くだけではダメ。
インゴットをダイナミックに削り出して行け！
磨くな！削れ！
タスクに落ちてないケースがある。
スローガンだけではダメ
具体的なチェックポイントを
何をするかがわかっているとタスクをプランにすることができる。
だそうです。

この日のゲストは、こちら。

女子サッカーチーム「アスレジーナ」オーナーの「杉山大介」さん（写真:右）
女子スポーツ選手の環境向上を地位の活性化を目的に
株式会社「Quiet Hills（クワイエットヒルズ ：静岡）」を設立。
同じ志を持つ仲間や支援者の協力のもと
女子サッカーチーム「アスレジーナ」を立ち上げた。
選手がよりよい環境でサッカーと仕事の両立ができるように、
チーム運営のみならず、選手の雇用、就業先斡旋、住居斡旋等を行う。
まちおこしのイベント等の地域活動に積極的に参画し、
地域の活性化と発展に協力している。
東洋整体グループ創業者。

株式会社「ファーストストーリー」代表取締役の「岩崎大起」さん（写真:左）。
不動産業からフランチャイズビジネスに着手。
地域の女性を中心に女性が元気で輝けるビジネスモデルを探索。
「カーブス」「シャトレーゼ」「リサイクル子供服のアキラ」の３業態で、
静岡市から富士市まで１５店舗を運営管理している。



以下は、お話を聴きながら取ったメモより抜粋です。

杉山さん
「アスレジーナ」１６日に、件リーグの 最終戦、優勝がかかっている。
「女子なでしこリーグ」というのは、下部組織から言うと、
静岡県リーグ2部
静岡県リーグ1部　「アスレジーナ」は、いまここ。
東海2部
東海1部
チャレンジチーム
なでしこ2部
なでしこ1部
の順に、上に上がっていきます。

「アスレジーナ」のコンセプトは、「オール静岡」で
地元の子がそこで働き、チームに参加できるように。
地元に愛されるチーム
ゆかりがあれば残ってくれる。
時間をかければできる。
今の地元で女子サッカーをするとしたら、
順心高校か常葉 橘高校、静岡産業大、アスレジーナという流れ。
「アスレジーナ」は、たくさんの会社に応援してもらうので、
カテゴリーの中でも、観客動員数が多い。

岩崎さん
「カーブス」県内12店舗。女子だけの会員制トレーニング
経営がうまく行ってる。
はじめは、休み時間や閉店後に出向いて、管理してた。
そのうち右腕になる人が出てきて、 組織の序列もできて来た。
今では、月に一回全体会議だけでよくなった。
1店舗ではできないことも、数店舗になるとできることがある。

最初は、父の不動産業を手伝い、
出店する方のお手伝いが仕事だった。
それを経験してみると、長続きしやすいお店は、女性に人気。
女性に好かれるお店は、女性が男性を連れて来てくれる。
女性に気に入ってもらうのには、難易度が高いが、ファンになったら強い。

女性は、経験年齢とか、環境に左右される。
子ども優先になる。
結婚願望あり。出産は？何人？
女性の環境の変化を知り、サポートの必要性がある。
そこを経営者として踏まえることが大事。

杉山さん
「アスレジーナ」
サッカーを生涯スポーツとして考える。
子どもを産んでも、ママさんになっても 続けていける。
選手では、燃え尽きで、やめちゃう人多い。
生活の中にサッカーを取り込み、楽しめて、やめない。
サッカーチームには、どんどんリーグを上げて行くタイプと、
ベースチームとして、サッカーをエンジョイするタイプがある。
エンジョイするチームが、１チームくらいあってもいいかなと思った。
さすが、蹴球都市！
頑張らずに、背伸びしないチームづくり
共感度が高い。

岩崎さん
町おこしにも興味ある。
産官学の共同体。
軸足は静岡から富士までで、健康をテーマに地元に貢献したい。
女性から健康にしていこう。
歳を取っても健康でいよう。
運動をさせる仕組みを作る。
スマートウェルシア、健康アンバサダー。
民間だけが元気に活発にの時代ではない。
マネージメントは変わったことはしてない。
面接が大事。
こういう人と仕事はできないというケースはある。
選ぶ段階でミスをすると後を引く。
組織を作る。思いを共有する
そういう人を採用する。

杉山さん
マネージメント
面接では、みんながんばります って言うから、それだけではわからない。
普段を見て決める。
うちで働きたい人を選ぶ。
静岡のチームでエンジョイしたい。
全て選手が選手を呼んでくる。
オール静岡とうたっているので、
「アスレジーナ」に入れるんですか？と聞かれることがある。
来るものは拒まず。
監督に感謝
それぞれのカテゴリでやれる。
下部組織 というより、リタイア後を考えている
健康で続けられる。
急ぐ人はうち向いてない。他に行ってください。
いい距離感で見ててくれる。
伸びやすい
地域の女性を応援したい。

岩崎さん
今後の展開
健康については意識の問題
100人のうち、 30人は感心が高い。70人は無関心。
無関心層をどう動かすか？
危機感をもって、なんとかする？
産学医
今は、若い人たちに負担が掛かっている。
関心層に持ちかける
全国に、1860店舗ある。

杉山さん
健康寿命、元気で長く。
目標を立てると終わりがある。
楽しませながらいつの間にか健康になっている。
初心者クラス
ボール蹴ってたら健康になっていた
医療に入る前に、来なくていいようにストレッチを教える
空手は楽しくない、辛かった。
健康になるサポート、疲労を回復。
「ファイテン」にあたりに来ると元気になる
ハイブリッド？
7割の人が動き出す楽しさを。



「シダビズ」も、玉木さんのファシリテーターで５年。

玉木さん、渡村さんコンビになって、昨年は７２０名。
今年は、３６０名参加だそうです。
来年も島田市と一緒に、やっていく予定です。
２月には、ビジネスプラン発表会があります。

創業支援関連資料もたくさんありました。




長々ととりとめのないメモをご覧くださり、ありがとうございました。
気持ちよく働ける職場、大事です。
それは仕事でもそうですが､イベントでも同じ。
一緒に活動してくれる人が､楽しくなるような心遣い。
どうせやるなら､楽しくなくっちゃ、ね。
ビジネスセンスのないぱらぽんは、そちらに逃げるのであった。
でも、やるときはやらないと。
失敗から､次のステップへのヒントをつかもう。
講師の皆さま、ありがとうございました。