2019.0908(日)山梨県無形民俗文化財 笹子追分人形芝居「朝顔日記」の公演があります。 [藤枝市郷土博物館・文学館]
2019年9月8日(日)の午後、藤枝市郷土博物館にて、
山梨県無形民俗文化財 笹子追分人形芝居の
「朝顔日記」の公演があります。
山梨県大月市笹子町に伝わる、300年の歴史をもつ人形浄瑠璃。
オルガンのオルゴールでおなじみの、模型作家の「村山靖」さんが、
笹子町に住んでいたことがあって、その小学校時代のご友人、
幼馴染のO君が座員で活躍しているのだそうです。
今回、村山さんが博物館に提案して、実現した公演なのだとか。
静岡県では初めての公演だそうです。
演目は、「朝顔日記」
(浄瑠璃の原題は「生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)」)
お話は、秋月家のお姫様「深雪」が、宇治で蛍狩りをしている時に、
「阿曽次郎」と出会い恋仲になるが、次郎は鎌倉に行かなくてはならなくなり、
扇に朝顔の絵を描き、次郎が歌で返し、将来を約束します。
その後、国元で深雪に縁談話が起きます。
相手は「駒沢次郎左衛門」と言いますが、実は、
「阿曽次郎」が叔父である「駒沢了庵」の養子になった名前だとは知らず、
その縁談を嘆き、投身すると書き置きを残して家出します。
深雪は辛苦のあまり盲目となり、「朝顔」と名乗って、琴弾きに身をやつし、
偶然にも、宿屋で駒沢次郎左衛門の席に呼ばれ、演奏をする。
こちらが「宿屋の段」。
駒沢は、朝顔が深雪だと気づきますが、その場では名乗れなかったので、
扇と金と薬を宿屋の主人に託して出立する。
朝顔は、駒沢がかつての恋人だと知り、雨の中を追いかけるが、
たどり着いた時には大雨で、大井川は川止めになってしまった。
嘆き悲しんだ朝顔は、川に飛び込もうとするが、なんとか助かり、
駒沢の残した薬を飲んで、奇跡的に目が見えるようになる。
そこで初めて見えたのが、松の木だった。
というもの。こちらが、「大井川の段」。
そう、その現場こそが、島田市博物館となりの「朝顔の松公園」!!
すれ違いの恋がテーマのお話ですが、
最後は、ようやく巡り会えて、ハッピーエンドになるらしいです。
1832年(天保三年)初演だそうです。
「宿屋の段」では、箏唄や、名を朝顔と改めた深雪が、
身の上を物語るくどきなど聞かせどころの連続。
「大井川の段」は、駒沢次郎左衛門こそが、
恋い慕う宮城阿曽次郎とわかって、朝顔(深雪)は髪ふり乱して後を追う。
すれ違いがつづいただけに、その思いの激しさは見るものを圧倒する。
のだそうです。
追分人形芝居の十八番で、
昭和45年三代目西川伊久造(天野晃)の最終公演、
昭和57年山梨県民俗芸能ふるさと祭ほか
数多く上演されてきたそうです。
ちなみに、藤枝市郷土博物館の歌舞伎の衣装の展示では、
お姫様時代の「深雪」の衣装と、
盲目の琴弾きに身をやつした「朝顔」の衣装が展示されています。
1999年には、歌舞伎座で、
秋月家の娘深雪・瞽女朝顔 = 中村福助(9代目)、
宮城阿曽次郎・駒沢次郎左衛門=市川染五郎(7代目)
で、行われたそうです。
「福助」さんが着ていた!と思って、衣装をご覧ください。
「三番叟」
能の「翁」狂言「三番叟」に基づき、
天下泰平、五穀豊穣を祈る祝賀に踊るもので、
文楽では翁、千歳と二人の「三番叟」が定型ですが、
江戸時代は一人「三番叟」だとか。
追分に伝わる「三番叟」は、一体を三人遣いで動かし、
口三味線と言われる台詞にあわせて踊るのだそうです。
ユーモラスな踊りだとか。
さて、現場のお話。
島田市博物館隣の「朝顔の松公園」の写真を紹介しておきますね。
いつか、ぜひ、この現場でこの演目を上演してもらいたいです。
笹子追分人形芝居保存会の皆さんも、この地で公演できるとことを
望んでいらっしゃるそうです。
今回は、台風も近づいて着ているので、
「藤枝市郷土博物館」のエントランスロビーでの公演になりそうです。
山梨県からいらっしゃるのですから、ご無事に来ていただきたいです。
それから、偶然なのですが、
同じ演目が10月6日(日)、グランシップで見られます。
こちらは、「人形浄瑠璃 文楽」です。
昼の部が、「生写朝顔話」だそうです。
山梨県無形民俗文化財 笹子追分人形芝居の「朝顔日記」
2019年9月8日(日)13:30開場 14:00〜15:30
藤枝市郷土博物館 エントランスホールにて
藤枝市若王子500
TEL:054-645-1100
見学無料、申し込み不要、直接会場へお越しください。
山梨県無形民俗文化財 笹子追分人形芝居の
「朝顔日記」の公演があります。
山梨県大月市笹子町に伝わる、300年の歴史をもつ人形浄瑠璃。
オルガンのオルゴールでおなじみの、模型作家の「村山靖」さんが、
笹子町に住んでいたことがあって、その小学校時代のご友人、
幼馴染のO君が座員で活躍しているのだそうです。
今回、村山さんが博物館に提案して、実現した公演なのだとか。
静岡県では初めての公演だそうです。
演目は、「朝顔日記」
(浄瑠璃の原題は「生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)」)
お話は、秋月家のお姫様「深雪」が、宇治で蛍狩りをしている時に、
「阿曽次郎」と出会い恋仲になるが、次郎は鎌倉に行かなくてはならなくなり、
扇に朝顔の絵を描き、次郎が歌で返し、将来を約束します。
その後、国元で深雪に縁談話が起きます。
相手は「駒沢次郎左衛門」と言いますが、実は、
「阿曽次郎」が叔父である「駒沢了庵」の養子になった名前だとは知らず、
その縁談を嘆き、投身すると書き置きを残して家出します。
深雪は辛苦のあまり盲目となり、「朝顔」と名乗って、琴弾きに身をやつし、
偶然にも、宿屋で駒沢次郎左衛門の席に呼ばれ、演奏をする。
こちらが「宿屋の段」。
駒沢は、朝顔が深雪だと気づきますが、その場では名乗れなかったので、
扇と金と薬を宿屋の主人に託して出立する。
朝顔は、駒沢がかつての恋人だと知り、雨の中を追いかけるが、
たどり着いた時には大雨で、大井川は川止めになってしまった。
嘆き悲しんだ朝顔は、川に飛び込もうとするが、なんとか助かり、
駒沢の残した薬を飲んで、奇跡的に目が見えるようになる。
そこで初めて見えたのが、松の木だった。
というもの。こちらが、「大井川の段」。
そう、その現場こそが、島田市博物館となりの「朝顔の松公園」!!
すれ違いの恋がテーマのお話ですが、
最後は、ようやく巡り会えて、ハッピーエンドになるらしいです。
1832年(天保三年)初演だそうです。
「宿屋の段」では、箏唄や、名を朝顔と改めた深雪が、
身の上を物語るくどきなど聞かせどころの連続。
「大井川の段」は、駒沢次郎左衛門こそが、
恋い慕う宮城阿曽次郎とわかって、朝顔(深雪)は髪ふり乱して後を追う。
すれ違いがつづいただけに、その思いの激しさは見るものを圧倒する。
のだそうです。
追分人形芝居の十八番で、
昭和45年三代目西川伊久造(天野晃)の最終公演、
昭和57年山梨県民俗芸能ふるさと祭ほか
数多く上演されてきたそうです。
ちなみに、藤枝市郷土博物館の歌舞伎の衣装の展示では、
お姫様時代の「深雪」の衣装と、
盲目の琴弾きに身をやつした「朝顔」の衣装が展示されています。
1999年には、歌舞伎座で、
秋月家の娘深雪・瞽女朝顔 = 中村福助(9代目)、
宮城阿曽次郎・駒沢次郎左衛門=市川染五郎(7代目)
で、行われたそうです。
「福助」さんが着ていた!と思って、衣装をご覧ください。
「三番叟」
能の「翁」狂言「三番叟」に基づき、
天下泰平、五穀豊穣を祈る祝賀に踊るもので、
文楽では翁、千歳と二人の「三番叟」が定型ですが、
江戸時代は一人「三番叟」だとか。
追分に伝わる「三番叟」は、一体を三人遣いで動かし、
口三味線と言われる台詞にあわせて踊るのだそうです。
ユーモラスな踊りだとか。
さて、現場のお話。
島田市博物館隣の「朝顔の松公園」の写真を紹介しておきますね。
いつか、ぜひ、この現場でこの演目を上演してもらいたいです。
笹子追分人形芝居保存会の皆さんも、この地で公演できるとことを
望んでいらっしゃるそうです。
今回は、台風も近づいて着ているので、
「藤枝市郷土博物館」のエントランスロビーでの公演になりそうです。
山梨県からいらっしゃるのですから、ご無事に来ていただきたいです。
それから、偶然なのですが、
同じ演目が10月6日(日)、グランシップで見られます。
こちらは、「人形浄瑠璃 文楽」です。
昼の部が、「生写朝顔話」だそうです。
山梨県無形民俗文化財 笹子追分人形芝居の「朝顔日記」
2019年9月8日(日)13:30開場 14:00〜15:30
藤枝市郷土博物館 エントランスホールにて
藤枝市若王子500
TEL:054-645-1100
見学無料、申し込み不要、直接会場へお越しください。
2019-09-07 19:32
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