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2019.1006(日)【みちゆかし2019】09「『今川の里探訪』と『臨済寺』の見どころ特別解説」に参加しました。 [みちゆかし]

2019年10月6日(日)8:30〜12:30に行われた「みちゆかし」、
No.09「『今川の里探訪』と『臨済寺』の見どころ特別解説」
参加して来ました。

集合場所は、藤枝市郷土博物館。
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お天気も良かったです。入口前で、受付をして、
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開館前でしたが、特別に入館させてもらいました。

この日の案内人のお一人、藤枝市郷土博物館・文学館の
学芸員「海野一徳」さんのごあいさつ。
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この前日から始まった展示は、
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「志太の戦国時代 戦国大名 今川・武田・徳川 の時代」です。
* 撮影・ブログ掲載の許可を得て、紹介させていただいています。

今回の展示は、今年2019年が今川義元公生誕500年を記念して、
西駿河・志太地域における戦国時代を振り返っています。
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今川家・武田家・徳川家などにまつわる
貴重な古文書が展示されています。
花倉城(葉梨城)のジオラマを参考に、
「花蔵の乱」についての解説なども。
その他は、帰館後に見学できるそうで、
藤枝市のバスに乗って、縁のお寺に向かいます。
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点呼をして出発です!

まず最初に向かったのは、「徧照寺」。
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「曹洞宗 華蔵山 徧照寺」 
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この石像のほこらは、新しく建て直されたようです。
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「徧照寺」は、安永6年(1777)8月の山崩れのため、
埋没してしまい、その後発掘されたという。
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今川範氏とその子氏家の墓石と伝えられています。
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またバスに乗って、次に向かったのは、「長慶寺」。
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「駿河今川氏三代 今川康範 菩提寺」です。
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こちらには、藤枝市指定遺跡の
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「今川泰範公の五輪の塔」と「雪斎長老の無縫塔」があります。
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「今川康範の五重塔」です。
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「雪斎長老の無縫塔」です。
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お坊さんのお墓は、「無縫塔」と言って、
丸い石のお墓です。

またバスに乗って、次に向かったのは、「普門寺」です。
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この階段を登って行きます。
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趣のある階段をさらに登って行きます。
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「普門寺」の玄関です。
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こちらでお話を聴きます。
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副住職の「田尻昭広」さんです。
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このお寺は、「玄広恵探」が「花蔵の乱」で敗れた後に、
その御霊を慰めるために作られたお寺で、
山号を「慈光山」「 普門寺」、
御本尊は「観音菩薩」様だそうです。
こちらの金色のご位牌が、「玄広恵探」のご位牌です。
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「當寺開基遍照光寺殿玄廣惠探大徳大居士」とあります。

そこで、「玄広恵探」のご供養のために、
皆さんでお経をあげることになりました。
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「延命十句観音経」
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皆さんで、3回唱えました。

副住職の田尻さんは、以前「臨済寺」にて修行をされていたこともあったので、
無理にお願いをして、近く10月15日に行われる、
「臨済寺」の特別公開の見所について、お話していただきました。
「臨済寺」は、修行のためのお寺なので、普段は一般公開はされていません。
(*2019年は、義元公生誕500年の年なので、
 特別拝観できるイベントが他にもあるようです。)
通常は、一般公開されるのは、1年間に2日だけです。
春の公開は、5月19日で、今川義元公のご命日。
その法要が行われます。
秋の公開は、10月15日。こちらは、徳川家康公ゆかりの
闘いの神さま「摩利支天」の祈祷祭なのだそうです。
その日は、11:00から祈祷が行われるそうです。
その時に読まれるお経は、「大般若波羅蜜多経=大般若経」で、
唐代に三蔵法師が、インドから中国に持ち帰ったもの。
全巻600巻あるという。
「普門寺」のものはこちらです。
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11:00からの法要は、見事なものでしょうね。
その日、何が公開されるかは、直前にならないとわからないそうです。
何気に飾ってあるものが、貴重なもの。
御朱印がもらえるのも、この公開日だけです。

この日、「普門寺」さんの御朱印も頂戴しました。
ありがとうございました。

そして、最後は、「玄広恵探」のお墓参りです。
藤の瀬会館の先、亀ヶ谷沢(亀の淵沢?)の坂の上にあります。
この石段の上です。
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皆さん、こちらで解説を聞きます。
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こちらが、元々あった石碑です。
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のちに「普門寺」の住職が建てたお墓に、
皆さんでご焼香しました。
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副住職がお経をあげてくださいました。

「玄広恵探」こと、「今川良真」公は、
福島(くしま)氏の御曹司といえども、
出家して「遍照光寺」のお坊さんになっており、
お家の都合とはいえ、義理の弟と戦わなくてはいけなかったのは
不本意だったことでしょう。
「花蔵の乱」は「今川義元」公が勝利して、家督を継ぐことになりましたが、
地元の民としては、「良真」公の御霊が、仏様の慈しみを受けて、
安らかであるように、祈りたいと思いました。
所縁のお寺「普門寺」とお墓にお参りすることができてよかったです。

バスは、一路、藤枝市郷土博物館へ。
「みちゆかし」参加者は、再び
「志太の戦国時代 戦国大名 今川・武田・徳川 の時代」
の展示を観ることができました。
皆さま、ありがとうございました。

【おまけ】参加者の皆さまの何人かに、お話したので、リンクを貼っておきます。
「花蔵の乱探訪ツアー2014」のレポートは、こちら
「花蔵の乱探訪ツアー2015」のレポート(告知など)は、こちら
「花蔵の乱探訪ツアー2016」のレポート(告知など)は、こちら
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