2020.0212(水)〜0228(金)「ICTを活用した乗合交通システム実証実験」レポート [元気なまち藤枝]
2020年2月12日(水)〜28日(金)の期間に行われた、
「ICTを活用した乗合交通システム実証実験」にぱらぽんが参加した
3日間のレポートをまとめておきます。
この実験の説明会の様子は、こちらで。
初日の2月12日(水)「9:30出発」で予約しました。
本当に自宅前に来てくれるのか?ドキドキしながら待ちました。
時間少し前にタクシーが到着しました。
実験車両には、このようなマグネットのステッカーが貼られていました。
実験の専用車両として確保されているのはこの1台。
2月28日までこの車両が使われるそうです。
この時間帯に利用したのは、ぱらぽん1人でした。
藤枝市立総合病院に着きました。
タクシーから降りた時、近くでタクシーを待っていた女性が、
駆け寄って来て乗ろうとしたので、
「すみませんが、この車両は実証実験用なので、
一般の方は利用できないんですよ」
と病院ボランティアの方が説明する一幕もありました。
藤枝市立総合病院について、時計を見ると9:36でした。
運転手さんに聞くと、アプリ予約の通りに順調だったそうです。
帰りは、帰りたい時間の30分前までに予約すればよいそうです。
タクシーの待機所はこちらのようです。
そのまま帰るのでは、実験にならないかなと思ったので、
ちょっと病院内に入りました。といっても診察予定はないので、
院内のドトールで、モーニングセットを堪能しました。
再びアプリを立ち上げ、藤枝市立総合病院「12:25出発」の予約を入れました。
受付完了。
しばらくして、タクシーが来ました。
この車両です。
時間通りにタクシーが来て、乗車、無事に自宅に帰宅。
病院から自宅まで、掛かった時間は10分程度でした。
車中で、運転手さんといろいろ話せました。
そこで出たのが、アプリの不具合の話。
今回のは実証実験なので、そういう話もなるべく記録しておこうと思います。
運転手さんがおっしゃっていたのは、マップの話。
お客さんのところに行こうとした時に、
タクシーに搭載されたタブレットの行き先の地図が、
突然関係のないようなところのマップになったことがあったそうです。
実際に運用されて、エリアが広範囲になったら、大変だ〜!
ぱらぽんのバグは、こちら。
前日の11日の夜。予約をしておこうと考えて、
タブレットを操作していたら、こうなってしまいました!
マップがこの細さになってしまって、
この幅でしかスクロールできない。
なので、出発点にも到着点にも行き着くのが大変。
設定ボタンが画面の中に現れない。
明日の朝、ICT推進室に電話するしかないか、と諦めました。
でも翌日、タブレットの電源を一度オフしてから、立ち上げたら、
通常モードに戻っていたので、普通に予約することができました。
なんだったのだろう?
このエラーは、後日もう1回なったあことがありました。
実験車両に、一般のお客さんが乗ろうとする件は、
運転手さんにも経験があるそうで、
タクシー乗り場からは離れた、待機所のところで待っていると、
お客さんが、わざわざ歩いて来て乗せてくれと言われてしまったそう。
それが、1度ではなく、何回かあったようです。
そのほかにも感じたこと、疑問点などもメモしておきます。
ほぼ同じ時間帯に希望者が数人いた場合、
AIが、どの家から回って、どの道を通るかを計算して、
ルートと迎えに行く順番を決めて、返事が来るそうです。
ただし、乗れるのは3人までだから、4人目はどうなるのか?
その時の取捨選択はどうするのか?
AIの判断が、興味深いです。
実証実験では、アプリが入ったタブレットを
搭載している専用車は1台しかないため、
2台目、3台目が出動することはないそうです。
実証実験なので、予測不能な一般市民の動きを実験したいところですが。
無理に困らせるつもりはないですけどね。
あと、疑問点は、実際運用されたら、乗車料金がいくらになるか?
1人で乗るときと、3人で乗るときでは違いがあるのか?
家族と2人の場合はどうなのか?
この日のタクシー運転手さんがおっしゃるには、
「タクシー運転手の人員が不足しているので、
ほぼ同じ時間帯に同じ所に行くのであれば、
こういうサービスをすることにより、
3人の予約を全て受け入れられるので、
3回分の仕事を1度に行えるのはありがたい」とのこと。
「でも売り上げが1/3になることは問題ないのか?」と聞いてみたら、
「1回に1度に一人しか運べないので、
2人のお客さんを断らなくてもいいのは、お客さんにとっていいことだ」
と、思いやりに溢れる言葉が返ってきました。
なるほどな〜。
他の「バス停型デマンド乗合タクシー」についての
運転手さんの意見も聞けてよかった。
デマンド乗合タクシーは規定のバス停まで行かなくてはいけない。
それと比べると、今回の実証実験は、自宅前まで来てくれるのが、
とてもありがたいなあと思った。
2回目に参加したのは、2月17日(月)でした。
前回同様、自宅前に来てくれました。
車内の様子はこんなです。
許可をいただいて、撮影・公開させていただいています。
車内搭載しているタブレットに、
お客さんの情報や、地図が入っています。
病院に着きました。
病院玄関で下車。
実験車を見送ったところ。
ぱらぽんのタブレットには、このような画面でした。
この日は、すでにコロナウィルスの報道がされていたので、
病院内には入らず、近くのお店などを散策して、
予約を入れて、帰りの車を呼びました。
「MONET 実証実験中」のステッカーも貼ってあります。
タクシー待機所に停まりました。
運転手さんから、「今回は乗り合いです」との情報が。
自治会長さんが乗ってこられました。
毎日誰かしらが乗って、実験できるようにしているようです。
ぱらぽんは3回利用しましたが、乗り合いだったのはこの時だけでした。
3回目は、2月26日(木)でした。
予約は「9:50出発」にしたつもりだったものの、
確定されたは9:00でした。
それが私の操作ミスなのか?
他の乗客との調整ゆえなのか?
それだとしたら50分差はかなりだなぁ、と思いましたが。
その予約画面はこちら。
ここでキャンセルボタンを押して、予約し直すという手もありましたが、
まあ実験ではあるし、行ける時間帯だから行ってみようと、そのままに。
9:00少し前にタクシー到着。あれ、私1人だ。
運転手さんに聞いてみると、予約は私だけとのこと。
朝の操作の時に思うように画面が動かず、じたばたしていたことが、
運転手さんのタブレットには動きがあり、ばればれだったらしい。
それでも予約時間は9:00で入ってきたそうなので、
やはり、私の操作ミスか?
時間と分の部分をスライドして(ジョグダイヤルみたいなやつ)なので、
9:50としたつもりが、画面を上にスクロールしようとした時に
ずらしてしまい、9:00になっちゃったのかも。
帰りの便は出かける前に、滞在時間をおよそで計算して余裕を見て、
10:30で予約を入れました。
今度はうまくいったけれど、
そこで「帰りの便を予約する」というボタンが出てきました。
うーん、そしたらまた、病院に行くことになる?
今回の実験は家と病院にしか行けないのだから、
そこはプログラムされていてもいいかもね。
実験はなく本採用になれば、誰がどこに行くか、
往きも帰りも関係ないでしょうから、
「さらに次の便を予約する」の方がいいかもしれない。
時間通りにタクシーが来ました。
今日も乗り合いではなかったです。
今、不要不急のお出かけは控えている時なので、
気軽に乗り合わせはしない方がいいでしょうから、仕方がありません。
おかげさまで無事に帰宅しました。
この日のタブレットの画面はこちら。
この実証実験、時間的に余裕もなかったこともあるのですが、
もう少し、戦略的に色々試したかったなあと反省。
途中からはコロナウィルスの問題も出てしまったので、
病院に行くのには慎重になりましたし、誰かを誘うのも気が引けました。
コロナ問題のような感染の可能性があるときには、
この乗り合いタクシーのサービスはできないですね。
実験に登録していたので、予定通り3回は参加しましたが、
もう少し環境が整っている時であれば、
仲間と色々と状況を考えて、シュミレーションできる使い方もできるでしょうね。
3回だけでしたが、参加してみて、facebookで発信してみたりしましたが、
みなさん関心を持って読んでくださり、いくつかコメントもいただきました。
実験終了後には、アンケートが配られ、感想など回答しました。
その中の設問に、金額を訪ねるものがあったので、
それを含めて、これから考えて行くのだなとわかりました。
こういう実証実験に参加するチャンスはそうないと思うので、
今回は自分が住む街がモデル地区になったお陰で
参加することができて面白かったです。
引き続き、藤枝市の交通事情については、関心を持っていきたいと思います。
関係者の皆さま、お世話になりました。
ありがとうございました。
「ICTを活用した乗合交通システム実証実験」にぱらぽんが参加した
3日間のレポートをまとめておきます。
この実験の説明会の様子は、こちらで。
初日の2月12日(水)「9:30出発」で予約しました。
本当に自宅前に来てくれるのか?ドキドキしながら待ちました。
時間少し前にタクシーが到着しました。
実験車両には、このようなマグネットのステッカーが貼られていました。
実験の専用車両として確保されているのはこの1台。
2月28日までこの車両が使われるそうです。
この時間帯に利用したのは、ぱらぽん1人でした。
藤枝市立総合病院に着きました。
タクシーから降りた時、近くでタクシーを待っていた女性が、
駆け寄って来て乗ろうとしたので、
「すみませんが、この車両は実証実験用なので、
一般の方は利用できないんですよ」
と病院ボランティアの方が説明する一幕もありました。
藤枝市立総合病院について、時計を見ると9:36でした。
運転手さんに聞くと、アプリ予約の通りに順調だったそうです。
帰りは、帰りたい時間の30分前までに予約すればよいそうです。
タクシーの待機所はこちらのようです。
そのまま帰るのでは、実験にならないかなと思ったので、
ちょっと病院内に入りました。といっても診察予定はないので、
院内のドトールで、モーニングセットを堪能しました。
再びアプリを立ち上げ、藤枝市立総合病院「12:25出発」の予約を入れました。
受付完了。
しばらくして、タクシーが来ました。
この車両です。
時間通りにタクシーが来て、乗車、無事に自宅に帰宅。
病院から自宅まで、掛かった時間は10分程度でした。
車中で、運転手さんといろいろ話せました。
そこで出たのが、アプリの不具合の話。
今回のは実証実験なので、そういう話もなるべく記録しておこうと思います。
運転手さんがおっしゃっていたのは、マップの話。
お客さんのところに行こうとした時に、
タクシーに搭載されたタブレットの行き先の地図が、
突然関係のないようなところのマップになったことがあったそうです。
実際に運用されて、エリアが広範囲になったら、大変だ〜!
ぱらぽんのバグは、こちら。
前日の11日の夜。予約をしておこうと考えて、
タブレットを操作していたら、こうなってしまいました!
マップがこの細さになってしまって、
この幅でしかスクロールできない。
なので、出発点にも到着点にも行き着くのが大変。
設定ボタンが画面の中に現れない。
明日の朝、ICT推進室に電話するしかないか、と諦めました。
でも翌日、タブレットの電源を一度オフしてから、立ち上げたら、
通常モードに戻っていたので、普通に予約することができました。
なんだったのだろう?
このエラーは、後日もう1回なったあことがありました。
実験車両に、一般のお客さんが乗ろうとする件は、
運転手さんにも経験があるそうで、
タクシー乗り場からは離れた、待機所のところで待っていると、
お客さんが、わざわざ歩いて来て乗せてくれと言われてしまったそう。
それが、1度ではなく、何回かあったようです。
そのほかにも感じたこと、疑問点などもメモしておきます。
ほぼ同じ時間帯に希望者が数人いた場合、
AIが、どの家から回って、どの道を通るかを計算して、
ルートと迎えに行く順番を決めて、返事が来るそうです。
ただし、乗れるのは3人までだから、4人目はどうなるのか?
その時の取捨選択はどうするのか?
AIの判断が、興味深いです。
実証実験では、アプリが入ったタブレットを
搭載している専用車は1台しかないため、
2台目、3台目が出動することはないそうです。
実証実験なので、予測不能な一般市民の動きを実験したいところですが。
無理に困らせるつもりはないですけどね。
あと、疑問点は、実際運用されたら、乗車料金がいくらになるか?
1人で乗るときと、3人で乗るときでは違いがあるのか?
家族と2人の場合はどうなのか?
この日のタクシー運転手さんがおっしゃるには、
「タクシー運転手の人員が不足しているので、
ほぼ同じ時間帯に同じ所に行くのであれば、
こういうサービスをすることにより、
3人の予約を全て受け入れられるので、
3回分の仕事を1度に行えるのはありがたい」とのこと。
「でも売り上げが1/3になることは問題ないのか?」と聞いてみたら、
「1回に1度に一人しか運べないので、
2人のお客さんを断らなくてもいいのは、お客さんにとっていいことだ」
と、思いやりに溢れる言葉が返ってきました。
なるほどな〜。
他の「バス停型デマンド乗合タクシー」についての
運転手さんの意見も聞けてよかった。
デマンド乗合タクシーは規定のバス停まで行かなくてはいけない。
それと比べると、今回の実証実験は、自宅前まで来てくれるのが、
とてもありがたいなあと思った。
2回目に参加したのは、2月17日(月)でした。
前回同様、自宅前に来てくれました。
車内の様子はこんなです。
許可をいただいて、撮影・公開させていただいています。
車内搭載しているタブレットに、
お客さんの情報や、地図が入っています。
病院に着きました。
病院玄関で下車。
実験車を見送ったところ。
ぱらぽんのタブレットには、このような画面でした。
この日は、すでにコロナウィルスの報道がされていたので、
病院内には入らず、近くのお店などを散策して、
予約を入れて、帰りの車を呼びました。
「MONET 実証実験中」のステッカーも貼ってあります。
タクシー待機所に停まりました。
運転手さんから、「今回は乗り合いです」との情報が。
自治会長さんが乗ってこられました。
毎日誰かしらが乗って、実験できるようにしているようです。
ぱらぽんは3回利用しましたが、乗り合いだったのはこの時だけでした。
3回目は、2月26日(木)でした。
予約は「9:50出発」にしたつもりだったものの、
確定されたは9:00でした。
それが私の操作ミスなのか?
他の乗客との調整ゆえなのか?
それだとしたら50分差はかなりだなぁ、と思いましたが。
その予約画面はこちら。
ここでキャンセルボタンを押して、予約し直すという手もありましたが、
まあ実験ではあるし、行ける時間帯だから行ってみようと、そのままに。
9:00少し前にタクシー到着。あれ、私1人だ。
運転手さんに聞いてみると、予約は私だけとのこと。
朝の操作の時に思うように画面が動かず、じたばたしていたことが、
運転手さんのタブレットには動きがあり、ばればれだったらしい。
それでも予約時間は9:00で入ってきたそうなので、
やはり、私の操作ミスか?
時間と分の部分をスライドして(ジョグダイヤルみたいなやつ)なので、
9:50としたつもりが、画面を上にスクロールしようとした時に
ずらしてしまい、9:00になっちゃったのかも。
帰りの便は出かける前に、滞在時間をおよそで計算して余裕を見て、
10:30で予約を入れました。
今度はうまくいったけれど、
そこで「帰りの便を予約する」というボタンが出てきました。
うーん、そしたらまた、病院に行くことになる?
今回の実験は家と病院にしか行けないのだから、
そこはプログラムされていてもいいかもね。
実験はなく本採用になれば、誰がどこに行くか、
往きも帰りも関係ないでしょうから、
「さらに次の便を予約する」の方がいいかもしれない。
時間通りにタクシーが来ました。
今日も乗り合いではなかったです。
今、不要不急のお出かけは控えている時なので、
気軽に乗り合わせはしない方がいいでしょうから、仕方がありません。
おかげさまで無事に帰宅しました。
この日のタブレットの画面はこちら。
この実証実験、時間的に余裕もなかったこともあるのですが、
もう少し、戦略的に色々試したかったなあと反省。
途中からはコロナウィルスの問題も出てしまったので、
病院に行くのには慎重になりましたし、誰かを誘うのも気が引けました。
コロナ問題のような感染の可能性があるときには、
この乗り合いタクシーのサービスはできないですね。
実験に登録していたので、予定通り3回は参加しましたが、
もう少し環境が整っている時であれば、
仲間と色々と状況を考えて、シュミレーションできる使い方もできるでしょうね。
3回だけでしたが、参加してみて、facebookで発信してみたりしましたが、
みなさん関心を持って読んでくださり、いくつかコメントもいただきました。
実験終了後には、アンケートが配られ、感想など回答しました。
その中の設問に、金額を訪ねるものがあったので、
それを含めて、これから考えて行くのだなとわかりました。
こういう実証実験に参加するチャンスはそうないと思うので、
今回は自分が住む街がモデル地区になったお陰で
参加することができて面白かったです。
引き続き、藤枝市の交通事情については、関心を持っていきたいと思います。
関係者の皆さま、お世話になりました。
ありがとうございました。
2020-03-02 22:45
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