SSブログ

2020.0828(金)大林宣彦監督「海辺の映画館 キネマの玉手箱」を観ました。 [映画館へ行こう!]

2020年8月28日(金)14:45〜 「静岡東宝会館」にて、
大林宣彦監督「海辺の映画館 キネマの玉手箱」を観ました。

118119077_2031652210303083_3801528197488522476_n.jpg
観始める直前に、この作品の長さが3時間だと知り、
その瞬間、この作品がただならぬものであることを感じました。

pre_bg_sp3.jpg

冒頭は…、
 尾道の海辺にある唯一の映画館「瀬戸内キネマ」が、閉館を迎えた。
 嵐の夜となった最終日のプログラムは、
 「日本の戦争映画大特集」のオールナイト上映。
 上映が始まると、観ていた青年3人が、稲妻の閃光に包まれ、
 スクリーンの世界へ……。

大林作品をそんなにたくさんは観ていないので、
内容については、あまり語れませんが…。

本当かどうか分かりませんが、
人は亡くなる前に、その人生を振り返って、
思い出が走馬燈のように流れる、っていうでしょう?
まさに、大林監督の脳内に放り込まれたような感じ?
映画好きな方、大林作品のファンの方々には、
たまらない作品だと思われます。
この作品の中に、そのお宝がいくつ隠れているのか?
探せる喜びもある!かもです。

とはいっても、基本的には反戦の作品です。
かなり、すさまじい場面もあります。
中原中也へのオマージュにもなっています。
こういう時代だからこその、作品だともいえます。
奇しくも、本来公開予定だった、2020年4月10日に、
大林宣彦監督は、亡くなりました。
大林宣彦さんのご冥福をお祈り申し上げます。
と書こうとして、気づいた。
この作品こそが、監督の「ご冥福」なのではないでしょうか?

最終的な完成を待たずに旅立たれたとか。
その後は奥様の恭子さんが、まとめあげられたそうです。
なので、他にはない、エンディング。
エンディングロールに流れる、三木鶏郎作詞・作曲、
「エノケン」の「武器ウギ(無茶坊弁慶)」が秀逸です。
えっ、誰が歌っているかって?
それは、観てのお楽しみ〜!!

公式サイトは、こちら
9/11(金)からは、「藤枝シネ・プレーゴ」でも上映されますよ!
nice!(0) 

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。