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2020.1001(木)朝日新聞に「ビアホップおおいがわ」さんの記事が掲載されました。 [BEERで乾杯!]

2020年10月1日(木)の朝日新聞に
「ビアホップおおいがわ」さんの記事が掲載されました。

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写真は、小林さんのサイトからお借りしました。
朝日新聞デジタルの記事を引用させていただきます。

=== 引用ここから ======================
大井川沿いでホップ栽培 地ビール製造へ

 大井川から山を一つ隔てた静岡県島田市笹間下でこの夏、
ビールの原材料となるホップの栽培が始まった。
手がけるのは、合同会社「ビアホップおおいがわ」の小林浩樹さん(52)。
ホップの栽培適地である北海道や岩手県とは異なる気候や土壌と格闘しながら、
県産ホップで地ビールを造るという夢に一歩ずつ近づいている。
 最寄りの伊久美集落から細い峠を越えると、日当たりの良い斜面が開けた。
高さ6メートルほどの柵につるが絡み、
3センチほどの緑色のホップの毬花(まりばな)が鈴なりに。
手で花びらを崩すと黄色い粉が出てきた。
この粉末がビールに苦みや香りを与える「ルプリン」だ。
 小林さんは10年前、藤枝市の大久保グラススキー場キャンプ場で働いていたころから、
「志太地域で地ビールをつくってキャンプ場で出したい」と考えるようになった。
だが、酒税法で定める年間最低醸造量をクリアできる自信がなく、一度はあきらめた。
 転機になったのは昨秋、袋井市のエコパスタジアムで開かれたラグビーワールドカップだ。
小林さんは、様々な国・地域の人々が敵味方を超え、ビールを手に観戦しているのを見た。
「人と人をつなぎ、場を作る重要な飲み物だ」とビールの魅力を再確認した。
 3月下旬、2カ所に15株ずつを植えた。猛暑になる前に収穫できるよう、
品種は早生(わせ)のアメリカ原種「カスケード」にした。
茶に適した現地の土壌は酸性だったため、石灰を入れ、ホップが育つアルカリ性に改良した。
だが、長梅雨と日照不足で毬花は半分ほど茶色く変色し、腐ってしまった。
カモシカの食害も受けた。それでも7月末までに収穫したホップは2・3キロになった。
 西光エンジニアリング(藤枝市)が開発した乾燥機を借り、
40度で低温、真空乾燥させたところ、緑色を保ったまま乾いた。
手にとって鼻先に持ってくると、生ホップに近い豊かな香りが漂う。
カケガワファームブルーイング(掛川市)が醸造を請け負い、
1タンクを仕込むことになった。
 小林さんは今春、大阪の醸造所でビール造りを学ぶ予定だった。
だが、新型コロナウイルスの影響で断念。
代わりに地元企業やJA、山梨県北杜市の苗農家の助言や協力を仰ぐことになり、
「かえって地域の人とのつながりが深くなった」という。
 「茶とビールの共通点は、ブレンドして最適の香りや味を見つけることと、
地元の食材で作った料理とマッチすること。
大井川ホップは大井川の川魚や県産野菜ときっと合う」と小林さん。
当面は県内の地ビール醸造所に大井川ホップを提供する農家として活動し、
3年後に醸造所を作るかどうか決めるという。
来年は100キロ、5年後には1トンのホップ生産を目指す。
(阿久沢悦子)
=== 引用ここまで ======================

2020年7月30日(木)に西光エンジニアリングさんで
行われた乾燥作業の様子は、こちらで。

醸造をお願いするという「Kakegawa Farm Brewing」。
ぱらぽんが友人と訪ねたときのレポートは、こちらで。

何だかいろいろなものがつながって、楽しみだなあ。
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