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2020.1031(土)18:00〜 劇団アートひかり公演「Japan Tea 物語」@石蔵演劇会場、初日レポート [アートひかり]

2020年10月31日(土)18:00〜 藤枝市茶町の「石蔵演劇会場」にて、
藤枝出身の演出家「仲田恭子(やすこ)」さんの劇団「アートひかり」による
演劇祭「Japan Tea 物語」が行われました。

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事前に撮影許可をいただいたので、レポートさせていただきます。



まずは、オープニングアクトは、特別出演の「びくの会」。
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「びくの会」は、郷土の史話、伝説などを掘り起こし、再話脚本し、
朗読劇として伝承する活動を精力的にされています。
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朗読劇「お茶摘み娘が越えた峠」
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一度観たかった作品だったので、観ることができてよかったです。
ありがとうございました。

さていよいよ、「仲田恭子(やすこ)」さんの作品です。
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ここで、当日配られたパンフレットから、
ごあいさつ文を紹介させていただきます。

===引用、ここから=============================

 本文はご来場、まことにありがとうございます。
石の蔵の存在を知り、藤枝倉庫の西野さんを訪ねたのが今年のはじめ。
その時に、本を書かれたとお聞きし、正確な言葉は忘れてしまいましたが、
西野さんの「ここらで一度、ちゃんと本に残しておこうと思った」
という言葉に、強く突き動かされて、今回の公演に至っています。
本の内容は、100年くらいの壮大な話で、
もはや大河ドラマでやるべきだと思うくらいで、
劇で触れられなかったことも多くあり、
本の全貌は実際に小説を読んでいただければと思いますが、
とにかくお茶の歴史は深い!
今でこそ、番茶も抹茶も煎茶も同じように美味しく飲んでいますが、
そこに至るまでは長い歴史があるようで、このお芝居は、
番茶→抹茶→煎茶と発展してきた時代のお話になっています
(舞台の幕も、番茶色、抹茶色、線茶色です)。
「時代を掴める/掴まえられるのは、せいぜい、
 自分が生きている50年前と50年後くらいまでですよ」
というのは、これまた正確な表現は忘れてしまいましたが
郷土の作家・小川国夫先生の言葉です。
普段からよく思い出す言葉ですが、今回は特に強く
そのことばをしみじみ実感しました。
過去から未来へ。現在 "いま" の連続…
郷土の歴史を演劇として、今日ここでお届けできることに感謝します。
本作を第一歩として、毎年、改良をかさねながら
この劇を上演できればと考えております。
ごゆっくりお楽しみいただけたら幸いです。
============================

ここで「本」というのは、「西野真」さんが2020年2月に出版した
幻冬舎刊「大井川連環の譜 近代日本茶物語」のことです。

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” Japan tea ”を世界ブランドへ!
幕末から〜明治初期、煎茶の国際化に奔走した、
静岡の茶農家と元幕臣たちの奮闘を描いているのだそうです。

幕末から明治期における近代日本茶の始まり
 それは、駿河志太郡から始まった!

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はじまりはじまり〜!
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なんですが、この後、菊川公演も控えていることなので、
ここでは、内容は、多くは語らないでおきます。

最後に原作「大井川連環の譜 近代日本茶物語」を書いた
「西野真」さんがごあいさつ!
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演じられた役者の皆さまのごあいさつ!
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終演後、お願いして、記念写真を撮らせていただきました。
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出演者、左から、
「加藤久美子」さん、「中村クラゲ」さん、「杉山雅紀」さん、「あたしよしこ」さん、「游魚」さん。
音楽:「のまど舎」「紺野将敬」さん、「堀込美穂」さん。

校正・演出:「仲田恭子」さん
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パンフレットに書かれた、仲田恭子さんのコメントを引用しておきます。

特別出演くださった「びくの会」の皆さま、
お茶箱をたくさんお貸しくださった、「ひとことカフェ・一言」さん、
舞台づくりに何から何まで多大なご協力をくださった「白子ノ劇場・ユニークポイント」の皆さま、
一緒に茶箱を運んでくれた駒井緑さん・ななかちゃん・石井くん、
この会場を演劇ができるようにご準備くださり、どんなことにも快くご対応くださり我々を受け入れてくださった「石の蔵(藤枝倉庫)」・西野さん、
いつもブログに取りあげてくださり、応援してくださるぱらぽんさん、
てまきちゃん、杉山家の皆さま、仲田家の皆さま、後藤さっちゃん、
そして、このご時世の中、足をお運びいただき、お立ち会いくださっている皆さま、
まだまだ書き切れていないのですが、本当に、この公演に関わってくださった全ての皆さま、
こころより、ありがとうございました。

仲田恭子さん、
あらためて、本当にすごいなあと思いました。
当日観劇した方でさえ「仲田さんって、どの方?どこにいたの?」
というくらい、「構成・演出」をなさる仲田さんは、
現場では忙しく動き回り、目立たないです。
細々ではありますが、ぱらぽんとも長くおつきあいしてくださっています。
そのぱらぽんが遠巻きに観ていて、感心するのは、
何もないところから空間を組み立てる「凄まじさ」!
そもそも、10月5日の段階で、この「石の蔵(藤枝倉庫)」の状態は、こんなでした。
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それを直前の1週間で、このとおり。
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この偉業は「チーム仲田」の力なんですけれど、やはり、すごい!
そのことをあえて「凄まじさ」と書かせていただきますが、
その「凄まじさ」を何度も目の当たりにしています。

さらに今回は、原作となった西野真さんの著書
「大井川連環の譜 近代日本茶物語」で
書かれている内容の情報量が半端ない!!
それを1時間45分にまとめ上げたところ。
実際、ものすごいテンポで、膨大なできごとが流れていくこの舞台は、
書いた人も、演じた人も、大変だったろうなあ〜!
もう一度、観てみたいなあと思いました。

そうお思いの方に、朗報です。
2020年11月14日(土)と15日(日)に、
「菊川文化会館アエル」で観られます。
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くわしくは、こちらで。

2020年 11月14日(土)開場18:30/開演19:00
       15日(日)開場13:30/開演14:00
会場:菊川文化会館アエル 小ホール
入場料:一般2,000円 学生1,000円(定員 各60名 先着順) 
チケットは発行いたしません。入場料は当日会場にてお支払い下さい。
先着順のため、必ず事前に予約、又はご確認ください。
申込み:菊川文化会館アエル 
電話 0537-35-1515(会館事務室 9:00~21:30)
毎週月曜日休館 ※月曜祝日時は翌日休館
申込フォーム:https://forms.gle/G3CstDVr35EwJSz68

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