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2020.1205(土)第84回企画展「双六と人々の生活 ー特種東海製紙Pamコレクションー」@島田市博物館 [ヒストピア島田]

2020年12月5日(土)「島田市博物館」で行われている展示、
第84回企画展「双六と人々の生活 ー特種東海製紙Pamコレクションー」
を観てきました。

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この展示は、江戸から昭和の作品を展示し、
絵双六から分かる人々の生活や憧れを紹介するもので、
「特種東海製紙株式会社」の協力を得て、
そのコレクションである「絵双六(えすごろく)」を
40点あまり展示しているものです。
エントランスと階段のところは撮影が許されていたので、
ご紹介しますね。
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この作品は、「友子の空想旅行双六」大正8年作、で、とてもかわいいです。
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展示の撮影はできないので、その様子が分かる、チラシを貼っておきます。
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この展示は、前期・後期に分かれていて、
途中、一部の作品の入れ替えがあるそうです。
前期は、12月13日まで、後期は、12月15日〜2021年1月24日までです。

午前中にたっぷりと展示を見学。
お昼はご近所の「そば玄」さんに行きました。
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「天ぷらそば」いただきました。

12月5日のこの日は、13:30〜講演会がありました。
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会場は、博物館本館の整理工作室です。

講師は、「特種東海製紙Pam」館長の「千葉寿子」さん。
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学芸員の「曳地」さんが、紹介してくださいました。
*事前に許可をいただいたので、
この講座の様子の一部を紹介させていただきます。

会場の様子です。
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ソーシャルディスタンスに留意しながら、
途中、休憩タイムには換気もして、行われました。

演題は、こちら。
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「Pam双六コレクションについて」です。

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プロジェクターで、画像をたくさん見せていただきながら、
解説してもらいました。
中には、後期に展示される作品もあったので、
また、行かなくては!と思った次第です。

「特種東海製紙」の公式サイトは、こちら
「特種東海製紙Pam」の「Pam」というのは、
「Paper and material」の頭文字を合わせたもので、
この会社の研究開発活動と営業販売支援活動の拠点として、
紙にまつわるさまざまな資料展示、企画展などを重ね、
紙文化の伝承・情報発信とコミュニケーションの場として
活用しているのだとか。
今回は、こちらのコレクションが展示されているというわけです。
「Pam」の公式サイトは、こちらです。

知る人ぞ知る「紙わざ大賞」は、
30年前から、島田市を中心に始まりましたが、
第21回からは「Pam」で行われているのだそうです。
400点近くの応募があるそうです。
2020年は、残念ながら延期で、2021年にできるように準備中だとか。
2017年に行われた「紙わざパレードー絶景 紙わざ大賞展ー」の記録は、こちらで。

「Pam」で保存されているものは、
・紙づくりに関する内外の文献
・明治大正の初版本
・藩札コレクション
・紙が使われている民具(型紙紙 有明行灯 たばこ入れなど)
・浮世絵
・引き札(広告チラシ)
・ポスター
・かるた
などなど。

今回展示されているのは「絵双六」。
すごろくといっても子どものものだけでなく、
大人向きのものあります。
そこに、時代や生活が見られます。

今回の展示は、
第一章:遠くへ行きたい 旅するす双六
第二章:華の役者 物語の英傑
第三章:年長者の願い 教育・出世・戦争
第四章:初年の夢 少女のあこがれ
のテーマにまとめられています。

双六は、紙の上に描かれたワンダーランド
その時代の人々が 何をよりどころにして
何に喜び、何に悲しんだか?
家族や友人が集まって遊ぶ
大事なものは、紙で!!

2021年1月9日(土)14:00〜14:30には、
学芸員「曳地真澄」さんによる「ギャラリートーク」が行われます。
「紙面に広がる 豊かな世界 双六の魅力」
場所:博物館本館 特別展示室
参加料は、入館料のみ
予約はいらないそうです。
*参加者多数の場合は、入場制限をする可能性もあるそうです。

どうぞ、お出かけください!
くわしくは、こちらへ。
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