2020.1213(日)「国産畳表でオリジナルミニ畳作り講座」@藤枝地区交流センター西館講座 [ものづくりびと]
2020年12月13日(日)9:30です。
藤枝市茶町の「藤枝市生涯学習センター」は、
「藤枝地区交流センター西館」でもあります。
こちらが入口です。
この日の会場は、工芸室です。
「生涯学習講座」:「国産畳表でオリジナル ミニ畳作り講座」
もうスタンバイしていらっしゃいます。
この日の講座は、こちらです。
「国産畳表でオリジナルミニ畳作り講座」
まずは、講座スタッフの主任さん(写真右)からのご挨拶。
講師は、「杉山製畳」代表で畳職人の「杉山満志」さんと、
奥様の「さえ子」さん、和裁士さんでもあります。
まずは、講座の前に「国産畳」についての説明がありました。
かつては、岡山・広島なども畳の産地として、名前が上げられていましたが、
現在の国産畳と言えば「熊本産」が95%だとか。
近ごろは中国産の畳もだいぶ品質が向上してきて、
そのものだけでは、見分けが付かないほどだそうです。
それでも、農薬をたくさん使ったり、色を染めている可能性もあるので、
やはり安心なのは、国産品のようです。
といっても、実物を見るだけではわからないので、
国産のものは、その詳細が分かるように工夫されています。
このように生産者の顔写真入りのラベルが付いているのですって。
さらに生育の方法や農薬の使用具合まで、
細かいデータも分かるようになっているそうです。
「熊本産」であることを証明するために、役に立っているのが、
「くまモン」のラベル!
左下の方に写っている、青と黄色の糸分かります?
この糸を一緒に織り込んであったり、
杉山さんが摘んでいるところ、こういう紙片を一緒に織るのだそうです。
これは、後から織り込むことはできないので、
これが熊本産の畳表であることの証明になります。
では、いよいよ講座の始まりです。
こちらに作り方の説明が貼られています。
レジュメとアンケートです。
材料は、こちらです。
お借りする道具たち。
まずはこちらから、好みの縁(へり)を選びます。
参加者の皆さん、思い思いの縁(へり)を選びました。
ぱらぽんは、こちらのものを選びました。
色違いの「鮫小紋」です。
地味目な柄にしたかったのですが、紺色だけだとちょっと淋しい気もしたので、
あえて、同じ柄の色違いなものを、合わせて使うことにしました。
それでは、作業が始まります。
広げた畳表の上に、畳ボードを置きます。
左右から畳表で畳ボードを巻き付けます。
畳表がたるまないように引っ張ってから、
タッカーを使って畳表の端を固定します。
畳業界では、今でも尺貫法の道具を使うそうです。
(*印付けの写真を撮り忘れていたので、レジュメの写真をお借りします。)
物差しを使って、畳の端から五分のところに印を付け、
その印を結んで、鉛筆でラインを引きます。
鉛筆の線に合わせて、畳縁と下紙を置きます。
下紙の裏には、二分のところにラインが引かれ、
マーカーでタッカーを打つべきところに印が書かれています
タッカーのエッジをラインに合わせて、針を打つと、
マーカーの印の上に針が打たれます。
(*黒いスマホは、ずれないように置いた重しです。)
こんな感じです。
畳縁と下紙を、きっぱりきれいに折るためのコツを説明してくれています。
印に合わせて物差しを置き、縁引き(へりひき:大きな目打ちのような道具)
を寝かし気味に使って、折りくせを付けるラインを引きます。
下紙を切ってしまわないように気を付けます。
下紙を手前に折ります。
さらに、畳の縁に合わせて折りくせを付けます。
折りくせが付けられたら、全体をひっくり返します。
縁もきれいに折り曲げて、その端が畳の裏に来るようにします。
縁の端をまたぐように、タッカーで針を打ち込みます。
四隅の始末を習います。
縁引き針を使って、角がきれいになるように、
端の始末をします。
箱物を包装紙で包んだときの角の感じです。
ここをタッカーで留めます。
留めました。
反対側も同様に、
タッカーで留めました。
折りくせを付けて、
まずは、下紙を折ります。
続いて縁も。
折ったら、縁引きの柄の方で、折り山をしごいて、きれいにします。
赤の時と同様に、折って、端の始末をして、タッカーで針を打って、留めます。
仕上げに裏紙を貼ります。
裏紙には、すでに両面テープが付けられています。
ここに貼ります。
「杉山製畳」のシールも貼りましょう!
無事にできあがりました!
時間に余裕があったので、もうひとつ作っちゃいます。
それはこちら。
畳表で、畳を作った後に残る「畳の耳」を使って作ります。
畳表は、畳用のい草を左右両側から並べて作るので、
穂先と茎の根元が二重になっているように見えますね。
その耳をぐるぐると巻いて、輪ゴムで留めたものがこちらです。
そこに、縁を巻き付けると、こんな風になります。
ぱらぽんが選んだ耳は、小さめだったので、
縁の上下も折ってみました。
さえ子さんがよういしてくださった水引の飾りも付けました。
後ろはこんな具合。
「杉山製畳」のシールも忘れずに!
飾り方の見本は、こちらです。
職人さんのお道具!
真ん中の縁引きの柄が、細くなっているの分かるでしょう?
こんなにすり減っちゃったんですって!!
こちらは、縁で作られたバッグたち。
さえ子さんの作品です。
縁で作った、クリスマスツリー!
かわいいですね!
最後に講座のスタッフさんがご挨拶!
「皆さん、楽しく作業をしていらっしゃいましたね。
好評のようなので、これからも畳表シリーズの講座を
いろいろと考えてみようと思います。お楽しみに〜!」
とのことです。
地域の産業が勉強できて、作品も楽しめる!とてもよいと思います。
先生、よかったですね。これからもよろしくお願いします。
最後に、皆さんで、記念撮影しましょう!
ぱらぽんの作った作品は、両先生に持っていただきました。
皆さん、ステキな作品ができましたね。
クリスマスやお正月に活躍しそうです。
この記事を読んで、やってみたくなった方は、
「杉山製畳」さんんまで、お問い合わせください。
材料の準備がありますので、かならず、事前にご連絡をお願いいたします。
「杉山製畳」さんの公式サイトは、こちらです。
「藤枝地区交流センター 西館」スタッフの皆さま、
「杉山製畳」さま、ステキな講座をありがとうございました。
また、やりたいなあ〜。
藤枝市茶町の「藤枝市生涯学習センター」は、
「藤枝地区交流センター西館」でもあります。
こちらが入口です。
この日の会場は、工芸室です。
「生涯学習講座」:「国産畳表でオリジナル ミニ畳作り講座」
もうスタンバイしていらっしゃいます。
この日の講座は、こちらです。
「国産畳表でオリジナルミニ畳作り講座」
まずは、講座スタッフの主任さん(写真右)からのご挨拶。
講師は、「杉山製畳」代表で畳職人の「杉山満志」さんと、
奥様の「さえ子」さん、和裁士さんでもあります。
まずは、講座の前に「国産畳」についての説明がありました。
かつては、岡山・広島なども畳の産地として、名前が上げられていましたが、
現在の国産畳と言えば「熊本産」が95%だとか。
近ごろは中国産の畳もだいぶ品質が向上してきて、
そのものだけでは、見分けが付かないほどだそうです。
それでも、農薬をたくさん使ったり、色を染めている可能性もあるので、
やはり安心なのは、国産品のようです。
といっても、実物を見るだけではわからないので、
国産のものは、その詳細が分かるように工夫されています。
このように生産者の顔写真入りのラベルが付いているのですって。
さらに生育の方法や農薬の使用具合まで、
細かいデータも分かるようになっているそうです。
「熊本産」であることを証明するために、役に立っているのが、
「くまモン」のラベル!
左下の方に写っている、青と黄色の糸分かります?
この糸を一緒に織り込んであったり、
杉山さんが摘んでいるところ、こういう紙片を一緒に織るのだそうです。
これは、後から織り込むことはできないので、
これが熊本産の畳表であることの証明になります。
では、いよいよ講座の始まりです。
こちらに作り方の説明が貼られています。
レジュメとアンケートです。
材料は、こちらです。
お借りする道具たち。
まずはこちらから、好みの縁(へり)を選びます。
参加者の皆さん、思い思いの縁(へり)を選びました。
ぱらぽんは、こちらのものを選びました。
色違いの「鮫小紋」です。
地味目な柄にしたかったのですが、紺色だけだとちょっと淋しい気もしたので、
あえて、同じ柄の色違いなものを、合わせて使うことにしました。
それでは、作業が始まります。
広げた畳表の上に、畳ボードを置きます。
左右から畳表で畳ボードを巻き付けます。
畳表がたるまないように引っ張ってから、
タッカーを使って畳表の端を固定します。
畳業界では、今でも尺貫法の道具を使うそうです。
(*印付けの写真を撮り忘れていたので、レジュメの写真をお借りします。)
物差しを使って、畳の端から五分のところに印を付け、
その印を結んで、鉛筆でラインを引きます。
鉛筆の線に合わせて、畳縁と下紙を置きます。
下紙の裏には、二分のところにラインが引かれ、
マーカーでタッカーを打つべきところに印が書かれています
タッカーのエッジをラインに合わせて、針を打つと、
マーカーの印の上に針が打たれます。
(*黒いスマホは、ずれないように置いた重しです。)
こんな感じです。
畳縁と下紙を、きっぱりきれいに折るためのコツを説明してくれています。
印に合わせて物差しを置き、縁引き(へりひき:大きな目打ちのような道具)
を寝かし気味に使って、折りくせを付けるラインを引きます。
下紙を切ってしまわないように気を付けます。
下紙を手前に折ります。
さらに、畳の縁に合わせて折りくせを付けます。
折りくせが付けられたら、全体をひっくり返します。
縁もきれいに折り曲げて、その端が畳の裏に来るようにします。
縁の端をまたぐように、タッカーで針を打ち込みます。
四隅の始末を習います。
縁引き針を使って、角がきれいになるように、
端の始末をします。
箱物を包装紙で包んだときの角の感じです。
ここをタッカーで留めます。
留めました。
反対側も同様に、
タッカーで留めました。
折りくせを付けて、
まずは、下紙を折ります。
続いて縁も。
折ったら、縁引きの柄の方で、折り山をしごいて、きれいにします。
赤の時と同様に、折って、端の始末をして、タッカーで針を打って、留めます。
仕上げに裏紙を貼ります。
裏紙には、すでに両面テープが付けられています。
ここに貼ります。
「杉山製畳」のシールも貼りましょう!
無事にできあがりました!
時間に余裕があったので、もうひとつ作っちゃいます。
それはこちら。
畳表で、畳を作った後に残る「畳の耳」を使って作ります。
畳表は、畳用のい草を左右両側から並べて作るので、
穂先と茎の根元が二重になっているように見えますね。
その耳をぐるぐると巻いて、輪ゴムで留めたものがこちらです。
そこに、縁を巻き付けると、こんな風になります。
ぱらぽんが選んだ耳は、小さめだったので、
縁の上下も折ってみました。
さえ子さんがよういしてくださった水引の飾りも付けました。
後ろはこんな具合。
「杉山製畳」のシールも忘れずに!
飾り方の見本は、こちらです。
職人さんのお道具!
真ん中の縁引きの柄が、細くなっているの分かるでしょう?
こんなにすり減っちゃったんですって!!
こちらは、縁で作られたバッグたち。
さえ子さんの作品です。
縁で作った、クリスマスツリー!
かわいいですね!
最後に講座のスタッフさんがご挨拶!
「皆さん、楽しく作業をしていらっしゃいましたね。
好評のようなので、これからも畳表シリーズの講座を
いろいろと考えてみようと思います。お楽しみに〜!」
とのことです。
地域の産業が勉強できて、作品も楽しめる!とてもよいと思います。
先生、よかったですね。これからもよろしくお願いします。
最後に、皆さんで、記念撮影しましょう!
ぱらぽんの作った作品は、両先生に持っていただきました。
皆さん、ステキな作品ができましたね。
クリスマスやお正月に活躍しそうです。
この記事を読んで、やってみたくなった方は、
「杉山製畳」さんんまで、お問い合わせください。
材料の準備がありますので、かならず、事前にご連絡をお願いいたします。
「杉山製畳」さんの公式サイトは、こちらです。
「藤枝地区交流センター 西館」スタッフの皆さま、
「杉山製畳」さま、ステキな講座をありがとうございました。
また、やりたいなあ〜。
2020-12-14 11:21
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