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映画「Like someone in Love」舞台挨拶付き上映会 第1回「ふじのくに映画祭2017」② [ふじのくに映画祭]

2017年2/4(土)15:00〜 「静岡シネ・ギャラリー」で行われたのは、
第1回「ふじのくに映画祭2017」イベントプログラムの2作目
映画「Like someone in Love」の舞台挨拶付き上映会でした。

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こちらがその会場です。
普段、映画館内を撮影することはできにくいので、
ちょっと記録に撮っておきましょうか?
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今回、ぱらぽんのチームが、この映画祭の記録係を頼まれているので、
舞台挨拶の模様を撮影させていただきました。
カメラマンは、岡村直人くんです。

まずは、イランの「アッバス・キアロスタミ」監督が作られた
映画「Like someone in Love(ライク・サムワン・イン・ラブ)」が
上映されました。
この作品は、一部静岡市内でロケされた作品です。

上映終了後、トークしてくださるゲストが登場です。
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司会進行は「静岡シネ・ギャラリー」の川口澄生さん。

ゲストのお一人目は「堀越謙三」さん。
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プロデューサーで、ミニシアターのパイオニア「ユーロスペース
の代表をされています。

もうお一方は、イラン出身の「ショーレ・ゴルパリアン」さん。
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イラン映画や中近東映画の翻訳・紹介をされています。
この作品では、通訳や運転手をなさってサポートされたそうです。

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この作品が、キアロスタミ監督の遺作となってしまったそうです。

監督は「いつか日本で映画を撮りたい」とおっしゃっていたそうですが、
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堀越さんは、「ほんとは作りたくなかった(笑)」とおっしゃいます。

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映画のロケーションをすると、背景としてその時代も映り込むから、
その人の国で撮らなくては、成功するのは難しい。
なので、外国で撮ることは反対していたけれど…、
実現までに10年かかった。
ベネチアや、カンヌで賞を取った後で、
デジタル時代の今に、誰がその作品を見るのだろうか。と。
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それでも、監督が撮りたいと言ったら、
撮らせないわけにはいかないだろう。
釜山で会って、(堀越さんが)諦めて、それで作品を作った。

12・3年前、六本木の夜、バーのホステスさんのチラシを見て、
「これは何?」
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ホステスさんの写真が電話ボックスに貼られているのを見て、
インスピレーション?
こういう映画が撮りたかった!?

作品の中に必要なものだったのが、駅前のロータリー。
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この作品は、東京のお話なのだけれど、
お話の流れの中で、どうしてもロータリーが必要だった。
全国の色々なロータリーを探したのだけれど、なかなかない。
調べたらロータリーの同好会のような組織がある!?
そこで見つかったのが、静岡駅前のロータリー。
徳川家康の銅像があるけれど、それでも構わない。
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撮影協力は、19:00〜。
何度も何度も撮り直すから、最後は夜中の3時だった。
後、撮影の仕方も日本とは違う。
いつもは素人も使うから、台本などなく、
その現場でセリフを決めて覚えて言わせる。
準備をきちんとする日本の役者さんにとっては、とてもやりづらいこと。
なので、加瀬亮さんは・・・。
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本当に監督が、日本人が好きで、日本で撮影したいと思われた。
お二人を信用して、撮影なさった。
最後の映画が日本だったということが、誇りである、と。

映画を地域で撮影するということについて。
物語の舞台がどこでもいい時は、なるべくご当地色は出さずにできれば
普遍性が高まる。
そういう時、富士山が写っちゃうと特定されるから困る?
ご当地映画として成り立っているのは、寅さんくらい?
現在はロケーションが多様化している。
撮りたいものが撮れる。許可を得やすい?
エキストラはありがたい。
お弁当くらいで、参加してもらえるのはすごい。

お二人とも、貴重なお話をありがとうございました。
お話の全てを書ききれていなくてすみません。
とても刺激的で、楽しかったです。

「アッバス・キアロスタミ」監督作品「Like someone in Love」
作品の舞台は日本で、日本人の俳優さんたちが出ているのですが、
不思議な感じで進んでいくので、常に何か緊張があるような感じで、
この話はどうなってしまうのか?謎に包まれたまま進んでいき、
あれっ!ここで終わるの?という印象な作品でした。

そうそう、
ロケでは、ご飯が美味しいのがいいそうです。
日本ではロケ弁当が当たり前ですが、
外国では、温かい食べ物が毎日出てくる。
農家の仕出しなんかが出てきたら、
ロケ地に選びたくなるかも・・・、ですって!?

最後は皆さんで、記念撮影!
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左から、日映株式会社の森岡功樹さん、堀越謙三さん、
ショーレ・ゴルパリアンさん、川口澄生さん。
森岡さんと川口さんは、「静岡県映画興行協会」の役員で、
「ふじのくに映画祭2017」実行委員でもあります。

ご登壇くださいました皆さま、ご来場の皆さま、
ありがとうございました。
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