SSブログ

2019.0921(土)島田市博物館「名刀写しを持ってみよう」 [ヒストピア島田]

2019年9月21日(土)
第79回企画展「音にきこゆるVol.4 島田の刀鍛冶とそのルーツ」始まりました。

この日の企画展は、「名刀写しを持ってみよう」がありました。
21_29.jpg
オープニングセレモニーを無事に終えた「徳川家康公」と、
この講座の講師、美術刀剣研磨師の「萩光明」先生。
21_30.jpg
会場は、島田市博物館本館 整理工作室です。

この日、持たせてもらえる刀剣は、現代刀工が鍛えた、こちらたち。
「厚藤四郎写(あつしとうしろううつし)」
21_10.jpg21_11.jpg
・重ねが厚く、普通の刀の3倍はある短刀
・粟田口義光
・国宝の写し
・本科は、上野の博物館にある
・姿形、茎(なかご:絵の部分)も、真似て作っている
・地沸(にえ)
・木目肌
・地金の良さ
・広島の現代刀工「三上貞直」作  
・仕事が素晴らしい

「小烏丸写(こがらすまるうつし)」
21_12.jpg21_13.jpg
・天皇家の御物(ぎょぶつ:持ち物)、国宝の上
・日本刀以前の形、そり少し
・本科は、平安初めから中期。上野の博物館にある
・本科よりふた回り大きく作られている
・身幅があるから見応えがある
・切っ先がない
・槍と同じように突く
・地金もよい
・研ぎも良い
・広島の現代刀工「三上貞直」作
・「エヴァンゲリオン」の「ロンギヌス」の槍を作った人
・日本刀匠会の無鑑査
・波紋はおとなしく、よくできた刀

「ソハヤノツルキ写(そはやのつるうつし)」
21_14.jpg21_15.jpg
・九州三池の刀工
・溝。幅広で浅く彫る
・ふた回り大きく作っている
・直刃長
・地金、研ぎもいい
・浜松の「磯部一貫斎光廣」(故人90歳まで)作、傑作
・80代の時の作
・本科は、鎌倉の初め。久能山東照宮にある
・本科に匹敵する良いでき
・波紋、硬い柔らかいの境目。硬く見えないのが名刀
・木目細かい

参加者の皆さんです。
21_22.jpg

萩先生が、刀剣鑑賞の極意を説明してくださいます。
21_23.jpg

家康公が模範演技をしてくれます。
まず、貴金属、時計、などを外します。
つばが飛ばないように、マスクをします。
まずは、刀剣に礼をします。
21_39.jpg

最初は、茎(なかご:絵の部分)を両手でしっかり持ち、
腕を伸ばして、刃の姿、全体を鑑賞します。
21_33.jpg

次に、刃に光を当てて、焼きを観ます。
21_36.jpg
21_25.jpg

次に、地金を観ます。
21_37.jpg

最後にまた、刀剣に、そして刀匠に、礼をします。
21_38.jpg

持ちたい刀剣の列に並びます。
21_28.jpg
21_27.jpg
21_31.jpg
21_32.jpg
皆さま、静かに、真剣に、ご覧になっていました。

萩先生が鑑賞なさっている所作が参考になるかもです。
21_16.jpg
21_17.jpg
21_18.jpg
21_19.jpg
21_20.jpg
21_21.jpg
萩先生、ありがとうございました。

もう一度、鑑賞できるチャンスがあります。
それは、11月9日(土)です。
第1回:10:30~、第2回13:30~、第3回15:00~
各回:定員20名です。
事前にご予約ください。
くわしくは、こちらで。
nice!(0) 

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。